first time in Ine
伊根町を訪問される皆様へのお願い
伊根町は、人口約1,800人(京都府で二番目に少ない人口)の小さな町です。住民は、漁業と農業を中心に、自然に囲まれた環境で素朴ながらも豊かに暮らしています。伊根の舟屋は、漁師の生活の場であり個人の建物ですので、ご覧いただく皆様にも一定のご配慮をお願いしております。このため伊根は観光地ではなく生活の文化財ですので、静かにじっくり味わう過ごし方がおすすめです。
地元住民と訪問される皆様どちらも気持ちよくこの町で過ごしていただくために重要なことですので、趣旨をご理解いただきご一読いただけると幸いです。
伊根の舟屋は
観光地ではありません
伊根の舟屋は、名所旧跡ではありません。舟屋は漁師や住民の生活の場です。今なお舟屋を活用して暮らす人々の生活があるからこそ、舟屋は普遍的で魅力的に存在し続けています。この魅力的な舟屋や舟屋を活用して暮らす人々の生活の一部を肌で感じていただき、観光地ではない生活感を体感していただけると幸いです。
伊根の舟屋は
個人の所有物です
伊根の舟屋は個人の所有物であり、舟屋や母屋はもちろん、その敷地も個人の所有ですので、所有者の許可なく無断に侵入することはできません。不法侵入は、刑法百三十条に規定される住居侵入罪に該当し、三年以下の懲役または十万円以下の罰金刑に処されることがございますのでご留意下さい。
プライバシーに
配慮ください
伊根の舟屋や母屋には、住民が暮らしています。特に日当たりの良い舟屋の海側には洗濯物を干すかたも多くいらっしゃいます。写真や映像を撮影される方は、十分にご配慮の上撮影していただきますようお願いいたします。なお、漁港や舟屋周辺で住民にカメラを向ける方につきましては、被写体になる方に撮影の同意を許諾していただくように努めて下さい。
お静かに
お願いいたします
伊根の舟屋周辺にはたくさんの漁師が暮らしています。漁師は早朝から出漁するため夜は早めに就寝する習慣があります。夜間や早朝に騒いだり、駐車場でアイドリングされると住民生活を脅かすことに繋がりますので、ご遠慮いただきますようお願いいたします。
車両には十分
お気をつけください
伊根の舟屋周辺の道路は、道路幅が狭くすれ違いが困難な個所がございます。この狭い道路は住民の生活道路であり、路線バスも通行しています。駐車場以外での駐停車、私有地の駐車は多くの車両に迷惑をかけることに繋がりますのでご遠慮下さい。
美しい景観のために
ご協力ください
伊根の舟屋周辺地域では、陸上はもとより海上についても定期的に住民や地元企業の皆様で清掃活動を実施しております。皆様に気持ち良くご滞在していただけるように、持ち込まれたゴミはそのままお持ち帰りいただきますようお願いいたします。
これらをご理解いただき、ご来訪の皆様のご協力をお願い申し上げます。
遊泳事故禁止条例について
京都府遊泳者及びプレジャーボートの事故の防止等に関する条例について
平成26年5月1日より、京都府遊泳者及びプレジャーボートの事故の防止等に関する条例が施行されました。水難事故防止の観点から施行されました今回の条例につきまして、主な項目を以下の通りご案内いたします。
遊泳区域について
- 人命救助に従事する場合以外は、遊泳区域に船舶の類を進入させることはできません。
- 船舶の類を遊泳区域に接近させ、遊泳者に不安を覚えさせるような操縦をするこはできません。
- 遊泳者は、酒に酔った状態その他の安全に遊泳することができないおそれのある状態で遊泳してはいけません。
海域でのプレジャーボートの操縦について
※プレジャーボートとは、「水上オートバイ」、「モーターボート」、「ヨット」、「セールボード」、「サーフボード」その他のスポーツ等の用に供される船舶の類を指します。
- 狭い水路又は民家等に近接する海域を航行する場合は、水難事故を防止し、及び静穏を保持するために必要と認められる速度で操縦しないといけません。
- 他にも様々な条文がまとめられております。違反者には懲役や罰金などの罰則が科せられることがあります。
皆さんで協力して海難事故防止に努めましょう。
釣りを楽しむ方へ
釣りやシーカヤック等をされる方へのお願い
最近、伊根町内の海岸で、釣りエサの袋や釣り糸、食べ物の容器や空きペットボトルなどのゴミが数多く捨てらおり、問題になっております。私有地や道路脇への駐車によって、通行の妨げになっているケースもあります。皆さんが楽しく過ごせるように、マナーを守って釣りをしていただきますようお願いいたします。
また、舟屋が建ち並ぶ伊根湾において、カヤックを海に降ろすことができる場所はございません。漁港施設を利用することはできませんのでご留意下さい。
平成29年9月15日